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オリジナルキャビン

— posted by Nob at 12:54 pm   commentComment [2] 

メインローターヘッドV50

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近々、ひさしぶりの傑作「メインローターヘッドV50」が出荷されます。

JRの30~50、また、アラインT-REX600NITROに取り付け可能となっています。

このヘッドは、従来のヘッドとかなり異質なものとなります。

それは、メインローターヘッドの性能を左右するセッティングのほぼすべてがユーザーの手によって設定できてしま

うということです。

したがって「このヘッドは性能が悪い」ということは一切なくなります。

なぜなら、性能が悪いと思ったら、悪いと思わないようにセッティングを変更してしまえばいい・・・ということに

なるからです。

「ヘッドは調整不可能なもの・・・」という今までの常識はもう当てはまりません。 ぜひ一度お試しいただきたい

と思います。

ただ、ある程度の知識がないと、どこを触っていいのかがわからないということにもなります。

そこで、ちょっとだけ技術的なお話をいたしたいと思います。

■ ベル・ヒラーって何? <-いまだにわかりません

ほとんどのRCヘリは「ベル・ヒラーコントロール方式」と呼ばれる操作方式で制御されています。

簡単にいえば、主にローターでコントロールをする方法が「ベル」、スタビライザーでコントロールする方法が「ヒ

ラー」です。

エルロン、エレベーター、ピッチのコントロールはメインローター回転中、部分的にピッチ操作をして希望通りのコ

ントロールを実現しています。 しかし、そのピッチを決定するのがメインローターを直接操作しようとする「ベ

ル」、スタビライザーのピッチを操作して、間接的にメインローターのピッチを決定する「ヒラー」に分かれている

わけです。もともとは、実機でベル式ヘリコプターとヒラー式ヘリコプターが存在していました。

現在では、実機のメインローターが多枚になっているので、ほとんどベル式のコントロールですが、ラジコンではベ

ルのいいところとヒラーのいいところを共存する状態で実現した「ベル・ヒラーコントロール式」になっています。

ベル・ヒラーそれぞれの比率を変更することで、飛行特性は大きく変化します。

今回ご紹介するメインローターヘッドV50は3DフライトからF3C・・またはゆったりとしたスケールフライト

まで幅広く調整出来ます。

「ベル」の比率を強くすれば機体の初動は早くなります。 つまり舵を切った瞬間の動きが速くなるという事です。

3Dフライトなどには良いでしょう。

しかし、サーボへの負担が多くなったり、上空飛行においてスムースな動きは減少します。

またオートローテーション時の進入性が落ちで、延びがなくなります。

逆に「ヒラー」の比率を強くすれば滑らかな動きになりますが「スパッ」とした舵の入りは少なくなります。

延びのある飛行が好みの場合(F3Cなど)には、ヒラーを強くすれば良いでしょう。

V50-01

■調整の基本

ベルヒラーの大小

A/ヒラーコントロールシャフト・・外(ヒラー → 小)

B/ジョイントボール・・・・・・・外(ヒラー → 小)

C/ジョイントボール・・・・・・・外(ベル  → 小)

D/ジョイントボール・・・・・・・外(ヒラー → 大)

メインローターヘッドV50の純正出荷状態が比較的3D向けの調整位置になっています。

舵の入りも良いし、小舵もよく入ります。

もちろん、ループ系 ロール系ともに簡単に行えます。

小舵の入りが良いので、ホバリングの止りも良いでしょう。 しかし、オートローテーションでは垂直に近い降下角

度になってしまいます。

図は、調整のヒントになっています。

少し飛ばしてみては調整し、好みのヘリに仕上げる楽しさを味わってください。

■調整の楽しみ

このように、かなりセッティングの自由度のあるメインローターヘッドです。

設定の変更によって、ヘリの操縦感がヒロボーぽくなったりJRぽくなったりできると思います。

ひとつのヘッドで、機種が変わるほどの変化が楽しめるわけです。

従来、ベル・ヒラーの比率を変えようとすると、パドルやメインローターを変えたり、スタビバーの長さを調整する

しかありませんでした。 当然変更幅には限界があったわけです。

それに、ベル・ヒラー調整のために、メインローターやパドルを買い換えるのも不経済でしょう。

ヘッドで調整すれば、何も追加購入することなく、しかも調整幅の限界は超えられるということです。

「この位置を変えるとどうなるのかな・・・?」「ここをこうしてみようか・・?」といったように調整をしながら

飛行を楽しむ。 ヘリの楽しみ方がひとつ増えるのではないかと思います。

ぜひ一度お試しあれ。

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PS

今後、有名フライヤーにテストしてもらい、だれだれのセッティングはこう!というような紹介もWEBページにて

発表してゆこうと思います。

そちらもチェックしてください。

だって! VPJ小林氏の最後の設計じゃない? 購入しようか:E


— posted by Nob at 10:47 am   commentComment [1] 

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